深世界


かたちあるものは いつか 崩れさるものではなく 広がってく透き通ってく あなたのもとへ

気が付いたら もどかしく 思えるの 晴れ渡る空に おもいおもいに誓う
夢で見た景色 色褪せた世界 黒ずんだ雲に 風はとても吹かず
冬の雪にも 夏の日の朝にも 何も問わず 爆ぜる 走る 飛ばす 遠くまで
かわらない領域 明日の空はどっちだ なぜこんな場所

刺激された この胸は留まることを知らずに詰め込んでく 吐き出してく あなたのもとへ

大地に触れ 底知れぬ奥まで 根強く生きたら 深く深く根張れ
恵まれた水は 縦横無尽に 身体の奥でからまわってく

忘れかけてた 世界はやけに遠く果てしなく今一度 この思いを 重ね合わせては嘆く
この手に 収まる者はすべてがちっぽけな物見上げた星屑の空 しずんでく

かたちあるものは いつか くずされるものではなく 広がってく透き通ってく あなたのもとへ
刺激されたこの胸は 留まることを知らずに詰め込んでく 吐き出してく あなたのもとへ