A.I


太陽を眩しいと感じてる この錆び付いた血の通わぬ身体 求めてもすでに夢
月に向かい泣く事すらかなわない 
この身を嘆き、呪い、ただ打ち据える モノクロのこの世界

鉄の擦れる音 声も出ず

あふれる想いの粒に触れていても
泣けもしない この身体を捨ててあの空に溶けようか

「世界よ滅べ」心にもない言葉吐き捨てて漠然と前へ進む
忘れてるふりをして

「時間よ速く去れ」 音もなく

置き去りの血汗涙 心はどこに置けばいい
「人」の「夢」が「儚」いならば この俺は一体なんだ

あふれる想いの粒に触れていても
泣けもしない この身体を捨ててあの空へ
ああ もしも神様いるならば答えてよ
崩れていく指先を眺めて叫んですぐ嗤った

頬を伝う一筋に気付いて「時間よ止まれ」